PS3専用コントローラー分解編

 
PS3コントローラー
アナログジョイスティックの故障
お馴染みのPS3コントローラーです。右アナログレバーと比べると左アナログレバーは左上に傾いてしまっています。
コントローラーのネジの取り外し
 まず、SIXAXISコントローラー裏面の5か所のネジを外します。穴の奥に小さいプラスネジがあるので柄の長いプラス型精密ドライバー(No.1タイプ)を使って外します。
コントローラーカバーの取り外し
 コントローラーの裏面側を上に向けて、コントローラーカバーの半分をゆっくりと割るようにして外します。それほど大きい力は必要なく外れるはずなので、抵抗を感じた場合は無理をせずに各部を平行に上へ上げるイメージで少しづつずらして外します。
2つに割ったコントローラー
Liイオン電池
 カバーを外したところです。中央に見える灰色の四角い部品は充電型のLi電池です。
Li電池の取り外し
Li2次イオン電池のコネクタ取り外し方法
 電池を持ち上げて小さいコネクタを引き抜きます。線を持って引っ張る時は、線を2本ともコネクタの根元で掴んで真っ直ぐに抜きます。
電池ホルダー取り外し方法
コントローラー分解半面写真
 続いて電池固定用のホルダー2つを外します。基盤に空いている穴に爪が引っ掛かっているので固定用ホルダーを基盤の中心へ押すようにして外します。
リセットボタンカバー
リセットボタンの押し方
 コントローラーのリセットボタン部のカバーを取り外します。コントローラーは高帯域無線電波通信により電池でも動作するようになっているため、電池の電圧降下や外来ノイズ等による基盤の誤動作やバグり状態をリセットするために取り付けられていると思われます。図のように、先の細い例えば針金などでコントローラーに空けられた穴からリセットボタンを押せるようになっています。コントローラーへのリセット信号送信はPS3本体からでも行えますし、コントローラーに付いている“プレステマークボタン”を10秒以上押し続けることでもリセットできます。リセットスイッチ部は、基盤から取れやすいので要注意です(外れてしまっても、NO=ノーマルオープンなのでコントローラーは正常動作しますが)。
基盤の取り外し方法
基盤を引き剥がす
 基盤上に極小の留めネジがあるので精密プラスドライバーで外し、基盤を持ち上げます。
PS3コントローラー分解画像
 基盤はLRボタンや固定板、アナログレバーつまみと一体型になっています。また、L1L2ボタンの間に固定ギャップが入っています(もちろんR1R2間にも)。
分解図
 R1ボタンを外したところです。R1ボタンの右隣に見える部品はコントローラー選択用の赤色LED表示部です。
分解部品
 分解したコントローラー部品側です。各部品の名称は適当に決めてみました。
スイッチフィルムの取り外し方
フィルムの取り外し
 コントローラー基盤アッセンブリの分解を始めます。まずは、スイッチングサポートフィルムを固定しているピンを左右2箇所外します。
固定台の分解方法
ジャイロセンサーのコネクタ
 フィルムをめくり気味にして固定板を持ち上げます。この固定板からはジャイロセンサー用の配線が出ており、コネクタが基盤に差さっています。無理な力を加えないようにして引き抜きます。
ジャイロセンサー取り外し成功
 固定板が外れたところです。
フィルムのコネクタ取り方
フィルム拡大写真
 更にスイッチングサポートフィルムを基盤のコネクタから抜きます。ペラペラのフィルムから出ている極薄のコネクタなので、抜き差しをする時はできるだけ基盤のコネクタに近い部分を持つようにします。左右に振りながら少しづつ抜いていきます。
このフィルム上にある接点に、ゴムガイドに付いているピップエレキバンのような黒い部品が接触してスイッチが入ったと認識されるわけです。
コントローラーつまみの取り外し
 アナログレバーのつまみを外します。
分解写真

SIXAXISコントローラーが分解されたところです。ここまでなら挑戦した人も多いのではないかと思います。

繰り返しになりますが各名称は適当です。

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