シリコンの真空グリスを底板に塗っておきます。 | |
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ジョイスティックのピンにはハンダが付いています。このままでは基盤の穴に入らないので、ハンダを追加しながらピンに付いているハンダを溶かしてきれいに取っていきます。ここは充分に、丁寧に、美しく仕上げておかないといけません。 | |
ジョイスティックのカバー内へ部品を収めていきます。白部品が通る中心ピンにも真空グリスを付けておくとGOODです。 グリスを付けたら、中心ピンにバネをくぐらせるように入れます。 |
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白部品を入れますが、バネの反発で戻されることに合わせて上部の筒をカットしているので、宛がうようにして仮入れしておきながら底板を被せます。 | |
この時点でジョイスティックレバーの具合を確認します。レバーを回すと底板が浮き上がろうとするので、指で挟むようにしてつまみながらチェックします。調子がいい方のレバーと比べると確認しやすいと思います。 妙な重さや引っ掛かりを感じた時には、中身の確認を行います。場合によっては白部品を再製作します。調子の悪いまま取り付けてしまっても、すぐに動作不良が発生してやり直さなければなりません。 |
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外枠に付いている固定ピンを折り曲げて底板を固定します。固定した段階でも、再度レバーの具合を確認します。 固定ピンを何度も折り返すと金属疲労で折れてしまいます。何度も固定ピンをいじくることがないように、底板の固定の前のレバー動作確認を確実に行うようにします。(折れてしまってもジョイスティックを基盤にハンダ付けすれば問題はなくなりますが・・・) |
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ジョイスティックに付いている2つのボリューム抵抗は、後から取り付けてもよしです。取り付ける際には、ボリューム中心の穴位置を写真のように縦になるようにしてセットします。 ジョイスティックの各ピンが真っ直ぐになるように補正してから基盤に嵌め込みます。ピンが穴の位置からずれている時には、ピンを無理しない程度に穴の位置へ押すようにしてみます。また、ピンにハンダ屑が付いていると引っ掛かって入っていきません。無理して押し込むと穴周りのパターンを破損してしまい、ピンをハンダ付けすることができなくなったり、動作不良が起きてしまいます。 |
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ジョイスティックが基盤にセットされたところです。ジョイスティックをハンダ付けする前に念入りにレバーの動作確認を行います。レバーを下へ押した時に底板のスイッチが入ることもチェックしておきます。(でも、このスイッチを使用するゲームってあるのかな?) | |
ピンをハンダ付けしていきます。ピンのハンダ付けは、ただジョイスティックが固定できればよいというものではなく、穴周りの基盤上の銀色のドーナツパターンにハンダが吸い付くように盛れていなければなりません(ハンダで濡れた状態という)。ハンダを盛り過ぎてしまった時には、ハンダ吸い取り線で余分なハンダを吸引します。 | |
横から見た時にピンに盛ったハンダは山型で裾広がりした形に盛れていないといけません(丸っこい形でハンダが付いているものは、”イモハンダ”とか”テンプラ”と呼ばれています)。同じ場所に何度もハンダ付けを続けると基盤のパターンが劣化してしまうので、短時間で仕上げるように心掛けます。 | |
ハンダ付けが終わったら、綿棒とエタノールでフラックスを掃除します。エタノールをたっぷりと浸み込ませた綿棒でゴシゴシと洗浄するようにして掃除します。 | |
コントローラの穴に各ボタンを入れていきます。各ボタンからは突起物が出ているので、穴周りにある溝を確認しながらはめ込みます。 ゴムガイドを写真の向きでのせます。 |
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プレステボタンを入れて、リング型のガイドを入れます。このリングガイドも穴周りにある溝に合わせてセットします。 | |
スタート&セレクトボタン用ゴムガイドをのせ、方向レバーをセットします。 | |
レバーサポートをのせて、レバー用ゴムガイドをはめ込むようにしてセットします。 | |
LED表示器の突起を、コントローラー側にある4つの穴に差し込むようにしてセットします。基盤上にある赤色LEDの光を反射して外部表示させるための部品です。 右写真は操作部の部品をセットし終わったところです。 |
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L1、R1ボタンを、上下の向きを間違えないようにしてセットしておきます。 | |
スイッチングサポートフィルムに付いているR1ボタン用ゴムガイドを捲ってみたところです。 右写真は、このゴムガイドが上へずれてしまっているところです。気が付かない内にL&R用のゴムガイドがずれてしまうことがあるので注意します。 |
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Rボタンのゴムガイドが正常にセットされているところです。よく見ると、左右に小さいゴムガイドの押さえが出ています。 右写真はL2ボタンが外れた様子です。組み立てを行う際にバラけてしまうことがあります。鉄の棒とバネから構成されています。 |
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まずはバネを通しながら鉄棒をボタンに通します。サポ−トフィルム側には鉄棒が通っていた溝があります。 | |
ここへ写真のように、バネの位置に注意して押し込むだけです。 |
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スイッチングサポートフィルムから出ている薄型コネクタを基盤上のコネクタに差し込みます。薄型コネクタ部は先端付近が硬めにできているので、この先端の茶色い部分を掴んで押し込みます。 更に基盤中央のコネクタに固定板から出ているセンサーのコネクタを入れます。 |
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基盤上に固定板をのせますが、基盤とフィルムの間に入れるようにして基盤角に空いている穴に固定板から出ているピンが入るようにします。 | |
固定板から出ているピンに、フィルムに空いている穴を押し込みます。そして、つまみを取り付けます。 | |
コントローラー側の溝に、L2ボタン側のレールが通ることになります。セットする際には、この溝とレールを確認しながら取り付けるようにします。 | |
コントローラーへ基盤アッセンブリをセットします。つまみ2つをコントローラーの穴に入れます。L2&R2ボタンもコントローラーに取り付けます。 | |
まずR1ボタンを取り付けずにセットしてみて、感覚を掴むことも大事です。ゴムガイドから出ている突起は、写真のような位置に納まります。 | |
L、Rボタンをコントローラーにセットする際にゴムガイドがずれてしまうことがあります。ゴムガイド部を指で触って確認しながらセットします。 ゴムガイドの突起は、L1&R1ボタンにぶつかり抵抗となり、コントローラーに取り付ける際の強烈な妨害となります。ゴムガイドに傷をつけないようにピンセットやドライバーで押し下げる手もあります。但し、ボタン側のレールがコントローラー側の溝へ、間違いなく納まっている状態でなければなりません。(ゴムガイドに負担がかかってしまうため) |
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確実に取り付けられているかを、L1&R1ボタンを押して確認します。ボワンボワンした感触や硬い感じがある時は正常に取り付けられていない可能性があります。 問題がなければ基盤をネジで固定します。 |
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固定用ギャップをR1ボタンとR2ボタンの間に入れるところです。鉄棒が偏って飛び出していると固定ギャップにぶつかるのでセンタリングします。 | |
固定ギャップが正常にセットされていれば、コントローラーと一体化した感じになります。 | |
電池ホルダーを基盤にセットする時には、四角い穴に入る爪以外に小さいピンも基盤上の小穴に入ります。ホルダーを2つセットしたら、電池のコネクタも差し込みます。 | |
リセットボタン用のカバーを取り付けます。向きを間違えるとコントローラーのカバーがぶつかって閉めることができません。 | |
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ここまでくれば、あと一息です。 | |
固定ギャップの溝にコントローラーカバーのレールが通るように、コントローラー本体部にカバーを重ねます。 | |
左右の固定ギャップの溝に沿ってカバーのレールが入っていきます。隙間がなくならず閉まり切らない場合は、無理をせずに、カバーを外して原因を追究します。 | |
5箇所のネジを締めればPS3コントローラー組み立ての完成です。 尚、”DUALSHOCK3”には振動モーターが搭載されています。また最新型のコントローラーは固定ギャップがなく、内部構造が異なっています。 新型DUALSHOCK3編は次の機会にでも。 |
Southernwave